坊がつるでのテント泊は、1年間で30泊以上しました。(現在までは50泊)
坊がつるの四季を感じたくて、毎月1~2回。もちろん真冬でも行きます。
と云うより、私は冬の雪中テント泊が大好きです。妻は???
坊がつるでは2泊することが多く、テント泊をのんびりと満喫します。
3~4月は平地では春なのですが、この時期は私達はテント泊はしません。
2月までは雪中テント泊で楽しみますが、野焼き後のテント泊で真っ黒になった
経緯がありまして・・・
4月下旬より再開です。4月と云えども深夜~早朝は氷点下になることが
多いです。防寒対策も必要です。坊がつるの気温は予想が付きません。
GWの頃も朝晩は冷え込みます。
今日は冷え込むだろうなと思っても、風が吹き雲が出だすと気温は思ったより
下がりません。一番冷え込むのは、放射冷却で風が無くて晴れてる時です。
冬は風が強く雲りでも寒波が入ってる時は気温は低下します。
風が強まるほど、体感温度は低下しますので防寒対策は完璧に。
冬で放射冷却だと-10℃を下回り、-20℃を更に下回ることもあるようです。
春でも、坊がつるでテント泊では、平地の冬程度の装備は必要ですね。
夏でも、坊がつるでのテント泊は要注意です。先に書きましたが行ってみないと
分からないのが坊がつるの気温です。7月上旬梅雨の合間、晴天時の早朝の
気温は6℃でした。私は夏でも薄いダウンの上下を何時も持って行ってます。
この時は、夏用シュラフ(モンベルの#5)でしたので、深夜より寒くなりダウンの
上下を着込みシュラフに潜りました。暖かく朝までぐっすりと眠れました。
ダウンでなくても、フリース程度の防寒着は持参された方が良いかと思います。
10月からの坊がつるテン泊は平地の冬と考えられた方が良いです。
中旬以降は霜も降りる日が多くなり、早朝は氷点下になることが多くなります。
清々しくテン泊は9月中頃まででしょう。
私は、冬のテント泊が大好きです。くじゅうでの季節も冬が一番好きです。
坊がつるでの雪中テン泊は-10℃~最低だと-20℃以下になることもあります。
十分な装備が必要です。通常は私がモンベル#2妻がモンベル#1を使用しますが
-14℃でのテン泊時に夏用シュラフ(モンベル#5)と防寒ダウン上下で就寝したことが
あります。もちろんアンダーウェアの薄手+中厚も着ていましたが、暖かく就寝でき
ました。逆にシュラフから出てトイレに行く時もギャップがなくて、トイレから帰っても
直ぐに寝付くことが出来ました。
妻は寒がりなので、私と違ったのはアンダーウェアの中厚+ウールの厚手そして
ホッカイロ2個でした。もちろんシュラフにはシュラフカバーはしています。
重要なのは、マットです。以前エアーマットの25㎜では下からの冷気を遮断できず
に同じ状態で-8℃で寒い思いをしました。38㎜のエアーマットに変えてから
下からの冷気は遮断されたようです。
坊がつるは湿地帯ですので、地面は凍り付いてます。-14℃の時は地面下
20㎝程まで凍ってました。20㎝の氷の上に寝てるようなものです。
まずは下からの冷気を遮断しなければ冬用シュラフでも寒い思いをするでしょう。
法華院山荘のテン場と坊がつるのテン場の気温は違います。坊がつるでも炊事棟付近と
50m離れた場所の気温は違います。何故でしょう?それは湧水が流れてるからです。
湧水はほぼ一年を通して同じ水温です。夏は冷たく冬は暖かく感じます。
冬では5℃程の気温の差があるようです。夏は清流近くの方が少し涼しいです。
坊がつるの場合、積雪が少ない時が多い(風で雪が飛ばされ積雪しにくいようです)
ので、レインフライを装着されてる方が多いです。もちろんスノーフライだと雪から雨に
なった場合は防水性はありませんので、役に立ちませんが、レインフライより
スノーフライの方が断然テント内は暖かいです。結露も少ないようです。
テント内が-10℃以下になると、自分の吐いた息が凍り付きライトや朝日に当たって
ダイヤモンドダスト現象が起きたりします。私と妻はこの時は感動しました。
食事の時に、法華院山荘さんの談話室を利用させていただくこともあります。
温泉に入って、アルコール類を購入して食事をさせていただきます。
法華院山荘さんで昼食も用意されてます。カレーライスを食べましたが
とても美味しかったですよ。
坊がつるには、炊事棟、トイレ、避難小屋があります。
炊事棟のお水は美味しいです。個人的ですが法華院山荘さんの水より美味しく思えました。
トイレは最悪です。未だにポッチャントイレで臭いが強烈です。法華院山荘さんのように
水洗、もしくは久住分れのバイオトイレにしていただきたいものです。
避難小屋は、とても綺麗です。大雨で雷が凄い時に2度避難したことがあります。
冬にテント泊を初めてされる方は、法華院山荘さんのテン場がお勧めです。
温泉は直ぐ横ですし、食事は談話室で出来ます。寒くてどうしようもない時は
談話室に逃げ込めます。素泊まりも可能ですので、安心してテント泊出来ますよ。