GW 国東半島観光と中山仙境トレッキング

今年のGWは何処へ行こうかと、山にも登りたいけど、くじゅうは人が多そう…

では何処へ行く?と迷ってるうちに、何処のキャンプ場も予約で一杯に。

お正月に行った国東半島のオートキャンプ場へとりあえずキャンセル待ちで

予約入れて、駄目だったら坊がつるへテント泊で2~3泊で出掛けようと。

 

4月半ば過ぎにキャンプ場より連絡があり「2~7日の5泊取れました」と。

今回は観光目的で楽しむことにしましたが、ネットで調べてると夷谷仙境春祭りで

健康ウォークが開催され、夷谷温泉割引券・福引券付きとのことでウォーキングを

楽しもうと計画。他に餅つき・販売/各種露店/福引き券販売・抽選会等も開催。

 

観光では豊後高田市の昭和の町、杵築市城下町散策、姫島観光を候補に。

その時々で行先を決定しようと2日早朝出発しました。

2日はキャンプ場でゆっくり過ごし、3日は豊後高田市の昭和の町を散策。

4日は夷谷仙境春祭りの健康ウォークへ参加しました。 

↑画像をクリックして右下の矢印でスライドショーで見れます

2日08:30 受付開始なので、キャンプ場を08:10に出発。

受付を済ませ09:00の開会式を待ちます。夷谷温泉100円券と抽選券を

いただきました。流石にGW、総勢230名の大人数でのウォーキングです。

今回のコースは6㎞の自然満喫コース。お祭り会場がゴールですが、出発地の

旧三重小学校までバスの送迎があります。私だけバスに乗り、妻とルイを迎えに

行くか、そのまま歩いて帰るかはその時の状況で決めることにします。

 

ルイを連れてるので最後尾を歩きます。

ここ夷谷(えびすだに)は国定公園に指定され、夷耶馬と云われるそうです。

夷耶馬は、二手に分かれた谷(東夷谷と西夷谷)によって3分割されていて

真ん中の部分には、中山仙境(なかやませんきょう)の登山道があります。

 

中山仙境を右手に望みながら歩いていきます。新緑がとても綺麗で清々しいです。

2㎞程でメイン会場の霊仙寺を通り過ぎ、進んで行くと中山仙境の岩山が幾つもあり

起伏に富んだ面白そうな山歩きが出来るのでは?と思い、ご一緒に歩いてる方に

お聞きすると、鎖場や無明橋(幅50㎝程の石の橋)があり、奇岩絶峰の岩尾根を

山歩き出来るとのことで、興味が湧きます。

 

以前は健康トレッキングにて、中山仙境を歩いてたとのことですが、滑落され

死亡者が出たので、それ以後は取り止めになったとのことでした。

“犬を連れて行けますか?”とお聞きすると、垂直な鎖場が数ヶ所あり無理だと

のこと。ルイはお留守番させて、国東での初めのお山歩はここに決定しました。

 

少し上りのアスファルト道を進んで、一路一景公園に到着。お茶が用意してあり

休憩します。ここから奇岩絶峰が眺められ、お山歩が増々楽しみになります。 

↑画像をクリックして右下の矢印でスライドショーで見れます

一路一景公園から折り返して夷谷温泉へ向かいます。

お接待でお茶とスナック菓子をいただきます。来た道と違う道でメイン会場へ

向かいます。ゴールのメイン会場到着。抽選会のくじを引きますが二人とも

はずれで景品のスナック菓子をいただきます。

 

会場では餅つきや数々のイベントが催されてました。

露店に阻まれ日影に行くことができず、ルイが暑そうですので一旦車まで戻って

車で再度来ようと2㎞先の旧三重小学校へ向かいました。

その間、往来のバスが私達を4度も追い越していきました。6㎞のウォーキング

では歩き足りなかったので、歩くのは苦になりませんが、とっても暑~い!

 

8.25㎞のウォーキングを終え、ルイを車に乗せようとした時ダニが付いてます。

計10匹程のダニを取りました。

クサダニは草の葉っぱの裏などに生息し、動物が近づくと飛び移り血を吸って

小指先ぐらい大きさになり、動物から離れます。

そして草に卵を産み、新たな動物が来るのを待ち構えているのです。

 

ダニが居そうな草には近付けないようにしたたのですが…

もちろん、ダニ駆除の薬は塗ってますが、気持ちの良いものではありません。

取り合えず汗を流そうと夷谷温泉へ。空いてる温泉でゆっくり堪能しすぎてメイン会場へ

戻った時にはお目当ての焼きそばは売り切れてました。残念…

餡子餅を購入し、キャンプ場へ戻りました。

 

5日は杵築のお城まつりへ。観光を楽しみました。

6日の中山仙境のお山歩、楽しみです。

↑画像をクリックして右下の矢印でスライドショーで見れます

6日早朝、ルイと朝のお散歩し、食事を済ませ「お買い物に行ってくるからね。

お利口にお留守番をしちょってね。アイス買ってくるから」と悟られないように

トレーラーを出ます。成功!

途中で菓子パンと缶コーヒーを買って、登山口へ車を走らせます。

 

坊中登山口に到着。準備・ストレッチをして先日健康ウォークで歩いた

アスファルト道を前田登山口へ向かいます。10分ちょっとで到着。

ここ前田登山口にも駐車場はありますが、中山仙境下山口に下山し

アスファルト道を前田登山口まで歩くと20分程掛かります。登山後の

暑い時間帯に歩くのは避けて、中間の坊中登山口からの出発としました。

 

09:20 前田登山口から登山道へお山歩開始です。

森林帯の中、擬木の階段を尾根伝いにに登って行くと、途中いくつかの枝道が

あり、展望の良い岩峰に出ます。アップダウンが多々あり低山を縦走してるとは

思えません。

↑画像をクリックして右下の矢印でスライドショーで見れます

坊中登山口からの分岐点を過ぎ、10:20 イノシシの沼田場を過ぎると鎖場と

スリリングな尾根歩きとなりました。変化に富んでいて面白いです。

でも、尾根は両側が50m程の絶壁となっていて落ちれば死に至るでしょう。

その緊張感もまた楽しめます。鎖場も垂直な所もあり、ルイは確かに無理でした。

 

10:45 無明橋に到着。無明とは"仏法用語で邪見・俗念に妨げられて真理を悟る

ことができない無知" との意味です。煩悩が強い方はすぐ横に脇道がありますので

そちらへとのことです。右の脇道側は落差2.5m程ですが、左側は絶壁になっていて

渡るのに少し緊張します。その上、石橋は両側から中央で組み合わせてあり大丈夫?

崩れない?と思ってしまいます。

 

ここも開けていて絶景を楽しめますので、お茶をすることに。

菓子パンと缶コーヒーで暫しの休憩です。

親子連れの方が登って来られました。近隣から来られたとのことですが、初めて

登られたと仰っていました。

 

中山仙境最高点の高城へ向かいます。

11:30 高城(316.9m)へ到着。ここからの眺めは最高です。

夷谷を挟んで奇岩絶峰の山並み、ハジカミ山、眼下には新緑が目に眩しく、周りは

絶壁でスリリングな山頂です。先日健康ウォークで歩いたコースが一望に見渡せます。

↑画像をクリックして右下の矢印でスライドショーで見れます

ここから下山になります。高城後の岩尾根歩きは痩せ尾根(馬ノ背)で更にスリルを

味わえます。数十mの絶壁です。登山道が濡れてる時は慎重な足運びが必要と

思われます。

 

途中、隠洞穴(かくれうと)を過ぎると、中山仙境下山口まで一気に下りていきます。

杉林を抜けて 12:15 中山仙境下山口に到着しました。

変化に富んでいて、スリリングな山道、各所で絶景を満喫でき、316.9mの低山とは

思えません。『紅葉の時季にまた来たいね』と話しながら坊中登山口へ向かいました。

予定してました特集の“登山靴の靴紐の締め方・結び方”に合わせた訳ではない

のですが、登山靴の靴紐の締め方が右の方が少しゆるいかなぁと感じましたが

そのまま山歩きを続けてました。右足が痺れるような痛さ、無明橋で休憩中に

靴紐を緩めて足を開放し、痺れが治まって靴紐を少しきつく締め直しました。

その後は快適にお山歩を楽しめました。

 

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/_/_/_/ 

   

登山靴の靴紐の締め方・結び方

平尾台トレッキングイベントの休憩中に、登山靴靴紐講習会となりました。

 

〝皆さん、登山靴の結び目はどうされてますか?〟「普通にリボン結びしてます」

普通の蝶結びでは、靴紐が解けやすいです。そこで解けにくい結び方と締め方を

ご伝授します。

 

登山靴の靴紐が緩い方が結構いらっしゃいます。

登山靴の場合、甲の部分と足首の部分で締め方を調整します。

甲の部分は登りでも降りでも同じ締め具合です。ではどのくらい締めたら良いか?

との質問にお答えします。

 

登山靴を履く時に、踵をトントンと登山靴の踵部分に押し付けます。

そして、甲の先端から靴紐を締めていく訳ですが、この締め方が緩いと足が痺れ

痛くなってきます。もちろん締め過ぎでも同じように痺れて痛くなりますので

とても分かりにくいです。

 

緩いと何故足が痺れ痛くなるの?と思われるでしょう。

確かに締めすぎると血行が悪くなり、痺れや痛みむ症状となります。

緩いと、靴の中で足が安定せずに、足裏でそれを補おうとするためです。

登山の場合、平坦な道を歩く訳ではありません。靴自体は地面の凹凸で

前後左右に傾きます。それを足首より下で補うために、余計な力が入り

痺れや痛みが出てきます。靴が足に合ってない場合も同様です。 

 

靴が足に合ってることを前提に締め具合の解説をします。

甲の部分の締め具合は誰かに軽く掴まれている感じです。この感じが大切なのです。

締め具合は5㎜緩めたり締めたりで全然違ってきます。少し緩いかなぁと感じたら

ギュウっと締めると締めすぎますので、5㎜単位で調整して下さい。

甲の部分が上手く締まった上で足首の締め具合になります。

 

靴紐は、登りでは足の甲の部分をきちんと締めて、足首の部分はやや緩くしておきます。

登山の登りでは足首を曲げることが多いので、こうすることで足首が曲げやすくなり登り

やすくなります。

下りでは足首までしっかりと靴紐を締め上げる必要があります。足首がしっかりと固定され

れば疲れにくくなり、つま先を痛めると言う様な怪我も少なくなります。また足さばきも

楽になります。ですので登山道を下る前に、しっかりと靴紐を結びなおす必要があります。

 

足首部分の靴紐の留め具は引っ掛けるフックになってます。

このフックの上から下へ靴紐を引っ掛けるとクロスになり、靴紐が緩みにくいです。 

 

私の愛用の登山靴は3D FLEXシステムで靴紐を締めていても、足首が前後に曲がる

ように出来ています。この場合は登りでも降りでも靴紐は足首まで締めたままです。

登山靴によって、締め方が違いますので、靴に合った締め方をしなければなりません。

 

次に登山靴の靴紐の結び方です。

通常の蝶結びをしてると靴紐が緩んでしまうことがあります。

解けた靴紐を踏んで転倒したり、危険な登山道では滑落することもあります。

解けないにしても、足首部分が緩んだために捻挫したりすることも。

 

色々な靴紐の結び方が在りますが、自分に最適な結び方を見つけて下さい。

ここで、2つだけ紹介します。

 

蝶々結びをした輪をもう一度結ぶ方法です。

簡単ですが、この結び方だと2回目の結び目が駒結びのようになっているので

解く時に少しだけ時間が掛かります。2回目の結び目を解かずに、靴紐を解こうと

靴紐の端を引っ張ると絡んでしまって厄介です。

私の場合忘れっぽいので、この結び方は不向きです。

 

そこで、絡まないで堅く結べる結び方をご伝授します。

蝶々結びをする時に、輪っかを2度作って締める方法です。

文書で説明するのは難しいですが、通常の蝶々結びをする時にクルっと廻して

輪っかに入れ通します。この時に輪っかをもう一度クルっと廻して2つにします。

そして、2度廻した輪っかに通常通り通すだけです。

 

最後にギュッと締めれば、靴紐を少々の力で引っ張っても解けにくいです。

解く時は少し力を入れて靴紐を引っ張れば解けます。

この方法だと、通常に靴紐を引っ張っる事で絡まること無く解けます。

 

同じ締め方でやり方が違う締め方もありますが、混乱しますので

ここでは説明しません。知りたい方はお会いした時にでも「締め方教えて!」と

お聞き下さいませ。丁寧に分かり易くご伝授します。

 

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/_/_/_/ 

キャンプ場の朝日(画像をクリックで拡大します)
キャンプ場の朝日(画像をクリックで拡大します)
(画像をクリックで拡大します)
(画像をクリックで拡大します)

今年のGWは晴天に恵まれ、朝夕の1時間程のお散歩も朝日を望みながら、夕日に

照らされながらの海辺は最高でした。観光も、そしてお山歩も満喫でき楽しめました。

 

国東の山々は猪群山、尻付山、鷹巣山、千燈岳、文殊山、両子山等、低山ですが

沢山あります。次回また訪れお山歩をしたいと思ってます。

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    もび (金曜日, 10 5月 2013 18:29)

    を~連休楽しんだみたいで~
    人の事は言えませんが~
    お家が恋しくなりませんでした?wwww
    中山仙境いいですね~高いところだとどうしても登山だけで終わりますが
    ここだと+αが楽しめそう~
    今度行ってみます~^^/

  • #2

    okadol (金曜日, 10 5月 2013 19:33)

    もびさん、こんばんは。登山を始めて3年間、お山ばかりでしたので
    久しぶりの観光&キャンプ楽しみました。でも少しでもお山歩は楽しみたいし…です。
    中山仙境、是非に行ってみて下さい。くじゅうや平尾台と違ってちょっとしたスリルを
    味わえますよ。軽く山登りって感じですが、充実感は120%です。

    近くにキャンプ場も多々ありますし、オートキャンプでは「くにみオートキャンプ場」が
    くにみの道の駅隣にあります。夕食やおつまみに海の幸を購入出来ます。
    でも、お勧めは中山仙境に向かう途中にある香々地の「スーパーかかじ」です。
    生鮮食料品が安くて美味しいです。豊後牛は『えっ!この値段!』でとっても柔らかくて
    とっても美味しいですよ。