九重連山の四季

九重連山の春

九重連山の春と云えば、代表はミヤマキリシマですね。

群生は九重連山の山々で観ることが出来ます。有名なのは、平治岳や扇ヶ鼻です。

人が少なく穴場は立中山です。各ポイントでピンクの絨毯を満喫できます。 

くじゅうの春は花の宝庫、私は下向きな花が大好きです。ミヤマキリシマと同時期に咲く

イワカガミやギンリョウソウ、オキナグサです。 マイズルソウは小さくて可愛いですね。

 

3月に坊がつるの野焼きがあります。野焼きは見応えがあるらしいですが

私は坊がつるの野焼きは観たことはありません。阿蘇の大観峰で観ましたが

それは迫力がありましたよ。

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九重連山の夏

初夏の九重連山は、新緑が眩しいぐらい美しいです。

私の好きな新緑の登山道は、吉部から大船林道を通って坊がつるへ向かうコースです。

大船林道は木々の間からの木漏れ日と相まって、新緑が眩しく生き生きとしてます。

 

夏の花々も綺麗ですね。やはり下向きな花なのですがサイヨウシャジンや

ホタルブクロ、コケモモ、ベニドウダンが大好きです。

ホソバシュロソウは濃い紫で可憐ですね。夏花の代表はオオヤマレンゲでしょう。

香り高い貴婦人と云われるように、辺りに甘い香りを漂わせています。

 

私達は、夏は深夜から登って山頂で朝日を拝みながら朝食のパターンです。

早朝の山頂で風があると、結構寒いです。風で体感温度が下がります。

妻は特に寒がりなので、ダウンを着込むことが多々あります。

日中では考えられませんが、早朝の山頂には必需品です。

 

私達は、とっても暑がりですので炎天下の日帰り登山は11時頃には下山します。

当然登り始めるのは、深夜だったり薄明るくなる早朝です。

涼しく夏山を楽しんでます。日中でも涼しく歩ける登山道もあります。

吉部から暮雨の滝を経由しての坊がつる、吉部から大船林道(約半分)を歩く

コース、坊がつるから大船山等は森林帯で木陰の中を涼しく歩けます。  

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九重連山の秋

くじゅうの紅葉は何処も綺麗ですね。紅葉は個々人の好みだと思います。

私的では、三俣山の大鍋の紅葉、星生山の西斜面、沓掛山付近、大船山の御池

扇ヶ鼻から観る肥前ヶ城の斜面、暮雨の滝から大船林道分岐までの落葉した

紅葉絨毯の登山道、長者原から牧ノ戸峠までの自然遊歩道等、まだまだ沢山あります。

 

紅葉が最高に綺麗なのは2~3日間でしょう。でも、九重連山は各箇所の時期が

少しづつ違いますので、10月半ばから後半、11月初めまで十分楽しめます。

今週はここ、来週はこの辺り、再来週は・・・と2~3週間ぐらいは綺麗な紅葉を

追ってみるのも良いかもですね。

 

情報は九重連山をこよなく愛していらっしゃる写真家の方々のブログを参考に

させていただいてます。毎日のように何方かが登られて写真をブログにUPされますので

確かな情報です。もちろんミヤマキリシマの時期も参考にさせていただいてます。

 

秋の花はマツムシソウ、ヤマラッキョウ、ツリフネソウ、ワレモコウも可愛いですね。

秋の花で有名なのはヒゴダイかな。 

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九重連山の冬

九重の冬と云えば霧氷!と云われるほど霧氷の花が咲きます。

私達以前にダイビングをしてましたが、霧氷はまさにホワイトサンゴ礁ですね。 

牧ノ戸から少し登った所でも観れますので、冬登山未経験の方も是非に。

 

例年、温暖化の影響で雪が少なくなったのかも?ですが、九重連山の雪山は

美しいです。 牧ノ戸から第2展望台を過ぎ、階段を上がって沓掛山方面に

向かう途中に霧氷のトンネルがあり、感動しますよ。霧氷に一番似合うのは

何と云っても青空です。寒波が抜けると2~3日は晴天になることが多いので

是非に晴天の日に行かれて下さい。空は紺碧のような澄み切った青空ですし

日が射してると氷点下でも結構暖かいです。-10℃近くでも晴れた日で風が

なければ、汗をかくこともあるくらいです。でも油断は大敵です。休憩等で

歩くのを止めた時に、身体が急に冷えてきます。レイヤリングで衣服の調整が

必要です。

 

風が強い場合はレインウェアーで風を防げますが、保温はダウンやフリースが

欠かせません。防寒着を必ずお持ち下さい。それとアイゼンは必ず持参下さい。

雪道だとアイゼン無しでも登山靴で滑らないこともありますが、凍り付くと

危険です。早朝や、15時を過ぎると急に気温が下がり、登山道はたちまちに

凍り付いてしまいます。アイゼンが無いと大変に危険です。

アクシデント等で下山が遅くなる場合もありますので、荷物になると思わずに

お持ち下さい。

 

九重では、軽アイゼンで十分と思います。4本爪、6本爪がありますが

断然歩き易いのは6本爪です。意外なのがチェーンスパイクと云われる

チェーン式のアイゼンです。脱着も容易ですし、雪が無い登山道で外さずに

装着してても通常のアイゼンのような突き上げ感はありません。積雪だったり

雪解けの登山道だったりの時に着けたり外したりすることなく、大変便利です。

ただ6本爪のような凍った路面にガッチリと食い込むようには行きませんので

使い分けが必要と思われます。

 

雪山では、素敵な現象が起きます。

朝日や夕日の時に、オレンジや赤く染まるのではなく一時の間ピンク色になることが

あります。辺り一面ピンクの空気に包まれたような、素敵な空間が広がります。

夏に白い入道雲がオレンジではなく、ピンク色に見えたことはありませんか。

雪山だと、それが自分の周りがピンク色となり、幻想的な空気に包まれます。

 

もちろん、モルゲン・アーベントロートで雪山がピンクになることがありますよね。

それが、自分の周りに起きるのです。超感動ものですよ。

 

余談ですが、この時にプロポーズすれば彼女は、きっと「ハイ!」と言ってくれるのでは

ないでしょうか。

因みに、私達のプロポーズは“うどん屋”でした。話の行掛かりで思わずプロポーズとなり

うどん屋でムードも素っ気ない場所だったのですが、『ハイ!』と言ってくれました。

恐らく妻は私の事が大好きだったのでしょう。もしかして逆サプライズでうどん屋での

思わぬプロポーズに感動したのかも??? 

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