雨の日で役に立つ対策です。
レインズボンの脱ぎ着の時はスーパーのレジ袋を使います。
先日、登山のテレビ番組で紹介されてましたが、私達は登山を始めた
3年前から自己流で考えて使用してました。
レインズボンを脱いだり着たりする時に、登山靴をレジ袋で包みます。
汚れた登山靴を履いたままで、ズボンを脱いだり履いたりすればズボンの
内側が汚れてしまいます。着脱の前にレジ袋で汚れた登山靴を包んでしまえば
ズボンの内側を汚すことはありません。
レインウェアーの収納袋内にレジ袋を何時も入れてます。
ダブルストックを使う場合、どうしても手首が
上がってしまいますので、レインウェアーの
袖口の部分から浸水してきます。
重宝するのがアクアテクト リストバンドです。
縫い目のない特殊な製法を用いることで高い
防水性を実現したリストバンドです。
袖口の上から装着することによって水の浸入を
防ぎます。
折り畳み傘もザックのサイドポケットに入れてます。
不意の雨や、レインウェアーを着るか着ないかの時に重宝します。
女性の山スカ&ショートパンツスタイルはお洒落
ですが、登山靴とタイツの間の隙間から、草や
小石・泥が靴の中に入ってしまうことがあります。
そこで、ストレッチセミロングスパッツを妻に
着用させてます。異物の侵入は皆無です。
スパッツのようにダブついてないので、スマートで
お洒落です。冬の寒い時期はこの上に市販されてる
ウールのレックウォーマを着けると暖かです。
その上、雨降りではレインズボンのインナーに
スパッツを装着しなくても良いので一石二鳥の使い方が出来ます。
ストレッチ性と通気性に優れたスパッツです。表面には濡れに強く、汚れも付き
にくい撥水加工を施しているので重宝します。
今回は雨の日のトレッキングに最適な、防水性の高い
レインスパッツを着けてみました。
靴の甲に掛かる部分は芯を入れたツバのような形状で
雨を防ぎ、後ろのジッパー部分は二枚のフラップを
被せて浸水を防止します。
縫い目には全てシームシリング処理を施しています。
通常はGORE-TEX アルパインスパッツを
愛用してます。
積雪環境下での使用に適し、着脱の容易性に
配慮したモデル。フロント・オープン式で
下からも開けられるダブルスライダー仕様です。
積雪路や濡れたブッシュを歩く場合はズボンの
上に装着しますが、雨の場合はレインズボンの
下に装着します。雨水が靴の中に入り込まない
ようにようにするためです。
レインズボンが汚れないようにと、上に着用だと
スパッツの上から侵入してきた雨水がスパッツと
レインズボン間に入り込み、レインズボンがまくれ上がった時に靴の中へ
侵入する可能性があるからです。
このスパッツは細身で、フロントオープンで下からも開けられる構造と
なってますので、靴紐の調整の時は重宝します。
6/3 04:00 起床して準備を始めます。
妻はお弁当、私はテント泊でパッキングしてた90Lザックから40Lザックへ
妻の45Lザックから15Lザックへパッキングを昨夜の内にしてたので、私と妻
そしてルイの雨対策の準備をします。
今日は昨日の天気予報では晴れだったのですが、雨は未だ止んでません。
一昨年は6/3~4 坊がつるテント泊で平治岳へ。
昨年は6/1~2 同じく坊がつるテント泊で立中山へミヤマキリシマ鑑賞でした。
今日のコースは長者原(硫黄山林道)~諏蛾守越~坊がつる~大戸越~雨ヶ池
~長者原の日帰りお山歩です。朝食を済ませ、待ち合わせの長者原駐車場へ。
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05:50 長者原駐車場に到着し、私達とルイの準備を済ませます。
06:05 師匠ご一行が到着され、挨拶を交わし、私達は硫黄山林道で
諏蛾守越を目指します。
師匠ご一行は、長者原駐車場で他の方と待ち合せて、1台に乗り合わせて
大曲へ向かい、諏蛾守越を目指します。
この時、師匠が「○○さん、坊がつるで08:30にお会いしましょう!」と。
前日、師匠に “ワンちゃんが大曲からの砂防ダムの梯子場が無理なので
長者原から諏蛾守越を目指します“ と伝えたはずだったのですが、師匠は
私達は雨ヶ池経由で行くと思われたようです。
大曲からの硫黄山林道分岐で合流するから良いかと思って 06:10 出発です。
私の記憶では長者原~大曲への分岐は40分ちょっとと思っていましたので
師匠ご一行が大曲へ向かい準備して登り始めれば、同じ時間ぐらいだろうと。
霧雨状態の中、レインウェアーを着込んで妻とルイと大曲分岐を目指します。
私達の遅足では大曲分岐まで55分を要してしまい、分岐手前5分の所で
先行する師匠ご一行が見えました。10分ちょっと後れを取ってるようです。
大曲分岐を 07:05 に通過し、この頃から雨も上がりレインウェアーを
脱ぎます。
師匠ご一行は平治岳、私達は大戸越までですので、ゆっくりマイペースで
進むことにしました。
07:30 硫黄山林道を終え、ガレ場へと進んでいきます。
07:50 諏蛾守小屋に到着。10分ほど休憩します。
08:05 北千里ヶ浜はガスっててゴリラ岩さえも見えません。
団体さんとすれ違います。“あら、安武さん?おはようございます” 「今日は
何方へ?」“大戸越までミヤマキリシマ鑑賞です” 「私達は昨日行ってきました。
綺麗でしたよ」すれ違いざまに会話を交わします。
お泊りでの団体さん引率のくじゅうネィチャークラブガイド代表の安武氏でした。
08:45 法華院温泉山荘に到着。ルイのおにぎりを忘れたので、山荘に
白ご飯だけ購入出来るか尋ねてみます。「普段は駄目ですが、今回は
良いですよ。炊き上がるのにもう少し時間が掛かりますけど」と、おにぎりを
2つ握っていただきました。特大サイズ2つで400円。30分ほどの待ち時間でした。
09:15 大戸越へ出発します。
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坊がつるへ向かう途中、サワオグルマとマイヅルソウが出迎えてくれました。
09:25 坊がつる到着。水を補給して大好きな坊がつるの眺めを久しぶりに
満喫してたら10分も経ってしまいました。
09:35 大戸越へ急ぎます。登山口から5分も行くと、グチャグチャの登山道に。
以前に『登山靴の汚れは山の勲章』などと書きましたが、今日の勲章は最高級
です。泥濘を躊躇せずに、ど真ん中を歩いていきます。
10:40 大戸越に到着しました。一面ガスに覆われてます。付近のミヤマキリシマ
だけ見えますが満開のようです。
ルイに覚えさせたタッチングをします。“イエ~ィ!” 意味分かってるのかなぁ?
風を避けられる場所で早目の昼食をすることにしました。
時折、ガスが晴れて斜面のミヤマキリシマが観えます。その度に周りから
『わぁ~、綺麗!』と歓声が上がります。
お弁当は恒例のおにぎりと卵焼き、ウィンナーです。食事を終え 11:30頃から
青空になってきました。日が差し出しミヤマキリシマが一段と綺麗に。
青空とのコントラストが美しいです。
坊がつるで師匠ご一行にコーヒーをご馳走する約束ですので、下山の準備を
してると、師匠ご一行が平治岳より降りて来られました。
挨拶をして、大曲分岐の件のお話をすると「私もおかしいと思ってたんよね」
でも、遅足の私達だと足手まといになったと思います。
これから食事をされるとのことですので、坊がつるでコーヒーを入れて
待ってることにして、11:55 先に坊がつるへ向かいます。
途中、登山道をルイと避けた所にギンリョウソウが…思わぬ収穫です。
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12:50 坊がつるへ到着。早速7人分のお湯を沸かします。
13:15 師匠ご一行が到着されたので、準備しておいたコーヒーとブッセを
皆さんに味わっていただきます。やはり坊がつるの水で入れたコーヒーは
格別です。
13:40 雨ヶ池経由で長者原へ下山します。
これよりはご一緒させていただきました。ワイワイガヤガヤと楽しく下山です。
途中小休止を2度して雨ヶ池を越えて、長者原が見渡せるベンチで休憩します。
団体さんが後ろから来られました。先頭を歩いてる方はくじゅうネィチャー
クラブガイドの甲斐さんでした。「そのワンちゃんが言ってらしたワンちゃん
なの?」『ハイ、ルイ君です』冬のくじゅうトレッキングイベントで色んな
話をしましたので、ルイのこともその時に話したのです。
何時もは、登山者の方が多い時はお留守番させてましたが、今回連れて行き
すれ違う人の7割方の方がルイを見て話し掛けて来られました。
「あら、リュック背負ってるのね」「お利口さんなワンちゃんね」「可愛い!」
等々… 大人気のルイ君でした。これもちゃんとマナーを守ったからだと
思います。登りでも降りでも、登山者の方とすれ違う時はルイと一緒に
登山道から外れて避けます。狭い登山道では、ルイの頭を登山道の外側に
向かせます。犬が嫌いな方もいらっしゃいますので、この気遣いが犬を
連れてる最低限のマナーだと思います。
このベンチより20分ほど降りた処にオオヤマレンゲの木があります。
これもくじゅうネィチャーガイドクラブの山東さんにイベントの時に
教えていただきました。まだ少し早いかなぁ?と樹木を見ると2輪咲いてます。
蕾も沢山ありました。初めて観るオオヤマレンゲ、匂いを嗅ぎたいのですが
高い所に咲いてて無理でした。真っ白な可憐な花でした。
オオヤマレンゲは猟師山が有名ですが、長者原~雨ヶ池のメジャーな登山道に
あることは新発見です。通常開花は6月半ば~後半のようですが、2週間以上も
早く咲いてます。猟師山へ見に行こうと計画しますが、梅雨の時期だけに雨で
何度も中止になってました。初めてオオヤマレンゲに遇えました。
杉林のベンチがある休憩所で休憩します。
ルイも今日は疲れてるようですので、私達はここでちょっと休憩を取りルイを
休ませます。師匠に先に下山して下さいと伝えます。
これから先が単調で、合流の林道へ出るようで出ない私達の苦手の登山道です。
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この登山道は7度通ってますが、一昨年の12月半ば、年越しテント泊で
紅白歌合戦がフルセグで坊がつるで見れるか?確かめに行った時のことです。
ワンセグでの受信は可能と情報は得ていたのですが、フルセグ(地デジ放送)での
受信は不明です。ブースター付の地デジ カーアンテナを立てれば受信可能でした。
法華院温泉山荘のテン場では強力なブースターでないと無理なようでした。
牧ノ戸より入山して、北千里を通り坊がつる、そして雨ヶ池越えで下山しました。
寒波が入ってた時で吹雪いてて-12~3℃の気温、風が強く体感温度は-20℃を
下回ってたと思います。入山が遅かったので雨ヶ池を過ぎた辺りで暗くなり
ヘッデンを灯しての下山でした。登山道はカチカチに凍り付いてました。
その時に、この休憩所から長者原が遠くて遠くて…そんな思いをしたので
恐らくトラウマになってるのではないかと。
ルイにも防寒着を着せてたのですが、休憩の時寒くて「クゥ~ン、クゥ~ン」
と鳴いてたことが思い出されます。
30分ほどゆっくりと休憩を取り、長者原駐車場へ。
15:55 長者原駐車場へ到着。ルイとタッチング!イエィ!
レストハウスの裏側で師匠の奥様と連れの方が靴を洗っていらっしゃいました。
師匠は大曲に長者原に停めてあった車で取りに行かれたとのこと。
ご挨拶をして私達も泥だらけの靴を洗います。
駐車場へ師匠が戻って来られたようで、よろしくお伝え下さいと伝言します。
直ぐに師匠から電話がありました。「お疲れ様、気を付けて帰って下さいね」 と。
師匠ご一行は別府の温泉泊まりとのこと。登山の後はやはり温泉ですね。
その上、ホテルで上げ膳据え膳とは羨ましいです。
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高原の里へ戻り、後片付けをします。
朝、雨で濡れてたテントも乾いてます。テントを片付けトレーラーを
パジェロに連結し、キャンプ場を後にします。
オーナーさんの本業の職場に寄って、ミニ ONE 7の書類をいただき、2台で
帰路に付きます。
途中、ドライブイン『はねやま』で夕食を取ります。
私はちゃんぽんとご飯、妻はとり天どんぶりを頼みましたが、とり天定食が
来てしまいました。“どんぶりでも定食でも同じだから良いんじゃない”
ここの食事はボリューム満点です。『私、食べきらんばい。少し食べちゃる?』
普段なら、良いよって二つ返事なのですが “えっ!ちゃんぽん大盛り頼んだっちゃ
ねぇ” 大盛りはさらにボリューム満・満点!
妻のとり天1/3も食べ、お腹がはち切れるほどになったのは云うまでもありません。
登山のダイエット効果はプラマイゼロに…(+_+)
恒例の『山田温泉』に入って帰宅。
途中で妻が眠くなってきたと電話が入り、日田のセブンイレブン裏の駐車場で
1時間トレーラーで仮眠を取り、無事に帰宅しました。
何時もは助手席でコックリコックリと舟を漕ぐのですが、お山歩後の運転手の
辛さが分かってもらえたのではないかなぁ。
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