中岳登山&別府観光&高原の里キャンプ 9/14~16 (高原の里キャンプ・別府観光編)

先々月HPのお問合せに ❝初めての登山で九州の山に登ってみたい❞ とのコメントが…

夏場の私達のお山歩は、早朝登山なので涼しくなる9月14~16日に予定することに。

 

彼女は広島大学の女子大生のNちゃん、近県の方だと現地で待ち合わせも可能ですが

広島からだと日帰りでは無理なので、高原の里でのベースキャンプを起点に

山登りと折角だから観光も兼ねる提案をして決行することにしました。

 

始発の高速バスで来ることになり、14日10:39 妻と小倉南インターへお迎えに。

バスから降りてきたNちゃんとご挨拶を交わし、ミニで自宅へ戻る間、お喋りします。

〝 九重の山へ登りたいって、どうして思ったの?〟「テレビで九重登山の番組を

観てて、素敵だなぁ~と思い登ってみたくなりました」〝 テレビで観たんだ。

で、私のブログへは?〟「パソコンで、九重の山で検索しててたどり着いたんです」

Nちゃんとは初対面ですが、3人で山の話や、Nちゃんが大学のサークルでやってる

ハンググライダーの話で盛り上がります。

 

一旦、自宅へ戻りトレーラーを連結したパジェロに乗り換え、九重を目指します。

途中、小石原で軽くうどんで昼食。玖珠町で買い出しをして高原の里へ。

トレーラーを設置して九重を案内することに、長者原でタデ原湿原を探索して牧ノ戸へ。

やまなみ荘でリニューアルされた温泉に浸かり、長者原ビジターセンターへ向かい

ましたが、既に16:50 でビジターセンターは閉館されてました。

 

少し早いですが、夕食へと “ たんぽぽ ” に向かいます。

妻はだご汁定食、私とNちゃんはとり天定食をいただきます。

こちらの定食はボリュームがあり、満腹になります。

高原の里へ戻り、山のビデオを観たりして楽しい会話が続きます。

 

明日の準備に取り掛かりますが、気になるのは台風です。今回は雨は降らないだろうと

計画を実行しましたが、風が心配です。明日の04時の状況で判断することにしました。

Nちゃんは以前山登りをしたいと、登山靴、ザック、ウェアー等は購入してたようですが

今回が初めての使用となります。レインウェアー、スパッツ、ストック、ウエストポーチ等

足りない物をお貸しします。

 

トレーラーは2ルームになるので、後部のシングルベットを使ってもらうことに。

もう1つのシングルベットのスペースにはルイのゲージを設置してるので、Nちゃんと

ルイ君で就寝することになります。事前にワンちゃんは大丈夫ですか?とのことで

了解を得てました。後部スペースはスライドドアで仕切れるのでプライベートを保てます。

 

明日は05時起床なので、23時オヤスミナサイ(-_-)zzz 

 

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キャンピングトレーラー

↑右下の矢印でスライドショーで見れます

 

お山歩に役に立ってるのがキャンピングトレーラーです。

ベースキャンプとして利用し重宝します。

自宅から九重まで2時間半~3時間。日帰りだと早朝に出発して山登り

そして帰宅だと、帰りに疲れて居眠り運転してしまいそう…

 

そこで、キャンピングトレーラーで出掛けると前日に現地に着きキャンプ場泊

もしくはP泊して、次の日にゆっくりと山登りに行けます。

その日に帰ることもあれば、次の日まで滞在して疲れを癒して帰路に付けます。

滞在してトレーラーを起点に数日の山登りの時もあります。

坊がつるでテント泊の時(年末・年始長期滞在する時以外)は牽いて行きません。

 

トレーラーにはベット、ソファー、トイレ、冷蔵庫、FFヒーター、冷暖房エアコン

ファンヒーター、システムキッチン(4口ガスコンロ、グリル、オーブン付)、タンス

収納庫、温水ボイラー、シャワー、テレビ、電子レンジ等、家具・電化製品付の

ワンルームマンションのようなものですので、数十日滞在してもストレスを

感じることはありません。

 

窓は全て2重窓で、ボディは断熱材が挟んであり暑さ寒さを防いでくれます。

窓にはロール網戸、ロールブラインドとカーテンが付いてますので快適にキャンプが

出来ます。天井には換気扇、サンルーフがあり、こちらにもロール網戸・ブラインドが

装備されてます。

 

スキー場等で-10℃の外気温でも、トレーラーの中はTシャツでも寒くありません。

トレーラーは四方八方の窓が開き、網戸を装着してますので、風通しが良く夏でも

快適に過ごせます。100Vの電源や発電機でエアコンも使用できます。

 

今のトレーラーは2001年に購入。その前に牽引免許が要らないサイズの

トレーラーを5年牽いてましたので、17年間トレーラーを使っています。

始めはダイビングやスキーの宿泊に使ってました。もちろんオートキャンプ場に

出掛けることも度々ありましたし、観光や旅行にも使うことも多々有りました。

現在は山登りのベースキャンプで使うことが殆どです。

 

自宅の敷地内に停められるのであれば、快適な別宅を増築したようなものです。

100Vを繋げば、全ての器具は使えますので、来客用の寝室に使ったり

防音も多少はありますので、お友達と飲み会、子供さんの子供部屋、読書や

趣味の部屋としても利用もできます。

妻や私がインフルエンザにかかった時等は、隔離部屋として利用したりします。

トレーラーに隔離と思われるでしょうが、何しろ全てが数歩歩けば用が足せますので

自宅に居る時より、快適に過ごせます。 

 

トレーラーは買ってしまうと、維持費はそんなに掛かりません。

車検も2年でユーザー車検にて自分で持ち込みすると3万円弱ですし、税金も

1年で10,250円です。保険も牽引中はヘッド(パジェロ)の保険が使えますので

キャンピングトレーラーに任意保険(トレーラーの車両保険は別)を掛けなくても

大丈夫です。通常のキャンピングカーと違って維持費が少ないのが魅力です。

 

不思議なことにトレーラー称号はエクセル エリート トレッカーです。

山登りを始めたのが3年前ですが、トレッカーと云う名のトレーラーを買ってたのは

偶然ではなかったのかも?ですね。

 

運転は前に進む分には、少し長い車を運転してるようなものです。

しかし、バックは慣れが必要です。ハンドルを反対に切ってトレーラーの向きを

変えて、それにヘッド車を付いて行かせるようにしてバックします。

私はバックするのは大好きで、自分の思うようにバックできると嬉しくなります。

 

暖房、冷蔵庫、温水ボイラー、FFヒーターはガスもしくは100vで使用可能。

テレビ、室内照明、水道等は12V。コンロ関係はガスのみ。

バッテリーの充電、エアコン、電子レンジ使用時は100Vが必要です。

バッテリーはソーラーで充電しますので、電源の100Vが無くても1週間程度は

バッテリーのみでの使用が可能です。

12Vバッテリーからインバーターで100Vへ変換させて、色んな器具の充電をしたり

パソコンを使ったりできます。

 

トイレはカセット式で満タンになるとトレーラーから取り出し、他のトイレの

浄化槽へ運んで処理します。もちろんトレーラーのトイレは水洗ですので

臭いもしません。トイレルームがシャワールームになります。シャワーカーテンを

して使用するのですが、数度しか使った事はありません。

 

先に書きましたが、快適なワンルームマンションのようなものです。

窓から海が見える浜辺や山々が望める所に停めれば、別荘に早変わりです。

 

最後に災害時の仮設住宅で利用すれば、被災者の方々がプライバシーも保たれ

直ぐに快適に過ごせるのでは…

政府が全国各地のキャンプ場へ安価で提供し、通常はキャンプ場が利用して

災害があった場合は全国各地から被災地へ運べば、多くの方が助かるのでは?と

思います。トレーラーを繋ぐ規格だけ同じにしておけば、民間の私でも九州の

キャンプ場から被災地へ私のパジェロで運ぶ(ボランティアで時間の許す限り

何度でも)ことが出来ます。全国のトレーラー牽きが、自分の車で各地から運べば

直ぐに1000所帯ぐらいの方々に提供できるのでは?と思うのですが…

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15日04時、起きて外へ出てみると、雲が低く九重の山々を覆ってます。

昨日の就寝時は満天の星空でしたが一変してました。三俣山も雲の中です。

風も少しありパソコンで天気図を確認します。今日はガスに包まれたままと判断、風も

強くなりそうなので、登山は明日へ延期する事に。天気図では明日の天気は

回復に向かいそうですが、午前中は強風が残りそうです。

ガスの中登っても、景観が観えないので明日の方が良いと判断しました。

 

計画では、今日は山へ、明日は観光の予定だったのですが変更して、妻とNちゃんに

〝明日へ変更だから、もう少し寝てて良いよ〟と寝てる二人に小声で伝えます。

事前のメールでのやり取りで、折角九州まで来るのだから、観光は何処へ行きたい?

と聞いてました。

Nちゃんの希望は、別府の湯けむりが観てみたい、素敵な温泉に入りたいとのことでした。

別府の湯けむりで私が思ったのは “地獄めぐり” と明礬温泉の “湯の花小屋” 素敵な

温泉で思ったのは、海地獄付近のコバルトブルーの温泉立ち寄り湯 “山荘神和苑” です。

 

16日帰宅時に観光へ行く予定だったので、前回のブログで地獄めぐりの視察へ

出掛けたのはトレーラーを牽いて駐車可能かを調べるためでした。

しかし、その後に山荘神和苑は改装で9月より1年間の休業と分かり、無駄足に

なってしまいました。

 

急遽、別府の地獄めぐりと由布院観光へ計画を変更しました。

コバルトブルーの湯に連れて行ってあげたいとの思いで、ゆふいん庄屋の館へ

行くことにしました。

 

15日高原の里を出発する時の九重は、今にも降り出しそうな空模様でしたが別府は

雲の間から時折薄日が指す曇り空です。観光で歩き廻るには涼しくて快適です。

とんだハプニングに見舞われなければ、計画通りの楽しい観光になる筈だったのですが…

↑右下の矢印でスライドショーで見れます

先ずは別府インターを降りて明礬温泉湯の里へ。湯の花小屋を見物しお土産屋さんを

探索し地獄めぐりへ。

別府地獄めぐりは8ヶ所ありますが、全て回るには時間的に無理がありますので

2~3ヶ所を訪れることにします。高原の里出発前にネットにて検索。Nちゃんの

希望で海地獄と血の池地獄へ行くことに。

 

地獄めぐりは流石に連休で大勢の人です。トレーラーを停める予定だった駐車場より

海地獄の駐車場の方が近いので行ってみると、数台の駐車枠が空いてました。

私達も小学生の修学旅行と10数年前に妻と訪れましが、コバルトブルーの海地獄は

見応えがあります。池の睡蓮の花も色とりどりでとても綺麗です。

湯けむりがモクモクと上がってて、湯けむりが見てみたいとのNちゃんの要望通りです。

 

続いて血の池地獄へ向かいます。海地獄から2~3㎞離れたところにあります。

駐車場へ着き、駐車枠を探しますが一杯です。仕方ないので邪魔にならない場所に

停めようとハンドルを一杯に切った時に、とんでもないハプニングに遭遇しました。

ちょうど止まる時、"ガツン"と音がしました。『えっ、何かにぶつかった?』と

周りを見渡しても障害物などはありません。『何だったんだろう???』

 

駐車枠に停められなかったので、私とルイはお留守番。車で待機し、妻とNちゃんで

血の池地獄見物へ出掛けました。15分程で戻ってきて『さぁ湯布院へ!』とハンドルを

切ってバックしようとしても何かに引っ張られてる感じで車が動いてくれません。

『あれぇ?』と思い、運転席の窓から前輪を見てみるとハンドルを切ってるのに

右前タイヤは真っ直ぐになったままです。

車から降りて左タイヤを確認すると右一杯に切れてます。

 

下回りを確認すると、右前タイヤのタイロッドエンドが外れてました。

これでは走行は無理です。車内に戻り二人に説明します。

対策としてはロードサービス(保険に付いてるサポート)でレッカー車で修理工場へ。

そしてオプションで付けてるレンタカーサービスでレンタカーを用意してもらうことに。

早速、フリーダイヤルへ電話し対応してもらいます。

40分後にレッカー車が来て別府の三菱ディーラーヘ。後はレンタカーなのですが

ルイが居るため普通車のワンボックスタイプを借りれる契約にしてたのですが

何処のレンタカー会社も連休で貸し出してたり、犬を乗せるのなら貸し出しは

出来ないとのことで、ロードサービスの方も色々当たって下さり、軽の商業タイプの

ワンボックスであれば見つかりましたと連絡があり、ルイを乗せられて多少の

荷物が積めれば問題ないので了承。

 

レッカー車、修理工場の手配、レンタカー特約に加入してましたので、レンタカーの

手配まで全てお任せです。もし自分で全ての手配をするとなると大変です。

初めて使用しましたが、とても安心出来ました。

 

予定では湯布院のレストラン洋灯舎で食事をして、湯布院を探索しゆふいん庄屋の館で

コバルトブルーの温泉を堪能してベースキャンプへ戻る予定でしたが、計画は中止し

レンタカーを待ってる間に、妻とNちゃんは血の池地獄横のお食事処「極楽亭」で食事。

妻は “血の池バーガーセット ” Nちゃんは昨日迷った “だんご汁定食” を食しました。

私はテイクアウトで “血の池バーガー” 単品で簡単に済ませましたが、何と値段を見て

ビックリ!735円也… 確かにボリームはありますが『ちょっと高くね!?』と呟きました。

故障から約2時間30分後にレンタカーが届きました。

早速、パジェロから降ろしてた荷物を積み込み、荷台にシートを敷いてルイを乗せます。

商業用の軽のワンボックスですが、走行距離も3000㎞と新しく、ナビも付いていて

エアコンもそこそこ冷えてくれます。ルイが暑がりなので心配してましたが問題なしです。

 

三菱ディーラーから電話が入ります。部品を交換しなければならず、連休なので4~5日

かかりそうとのことです。原因を聞いてみると、最近トーイング等で前輪の調整を

してなかったか?と、2年前にユーザー車検時に調整に持って行ってました。

恐らく、その時にロックナットがキッチリと締まってなく、緩んできて 遊びが

出てきてネジ山を舐めてしまい、何時外れてもおかしくない状態だったと。

 

駐車場内で外れたのは幸運でした。もし走行中に外れてたらと思うと…

高速も通ってきましたし、私達だけなら兎も角、Nちゃんも一緒だったので

後から考えれば考えるほど、良かったと思ってしまいます。

 

既に14時30分を過ぎてますので、高速を使ってベースキャンプへ戻ります。

温泉に入る用意をしてたので、九重の温泉へ向かいます。

Nちゃんに、高濃度炭酸泉の山里の湯と九重の山並みが望める露天風呂の山恵の湯の

何方に行きたいか聞くと「炭酸泉の山里の湯に行ってみたい」とのことで決定。

 

連休中で混んでるかも?と行ってみると、運良く空いてました。

ここの炭酸泉は、少しぬるめですが気泡が体中に付きます。右手の気泡を拭って

左手、左足、右足と拭ってる間に最初に拭った右手には沢山の気泡が付いてます。

指でなぞると肌に字が書けるぐらい気泡が付き、お肌もしっとりとし、少し長めに

入るので身体もポカポカです。Nちゃんも大満足でした。

 

今日は山登りの予定だったので、夕食はガッツリ食べようと焼肉を予定してました。

お腹は程々ですが、焼肉ミルクハウスへ予定通りに向かいました。

スペシャルコースを3人でいただきます。5980円ですので一人2000円弱でたっぷりと

美味しい焼肉、そしてビビンバも食べれます。最後のビビンバは半分ほど食べきれず

残してしまいました。

 

満腹・満足でベースキャンプへ戻ります。未だに九重連山は山腹より上が雲に

覆われてます。時折突風が吹いて風も強くなってきました。

天気は回復傾向ですが、風が治まるかが心配ですが、天気図を確認すると

10~11時頃からは少しは治まりそうです。

 

今年2月の冬のくじゅうトレッキングイベント、そして一昨年の1月積雪の中岳の

DVDを観賞します。Nちゃんは冬のくじゅう、坊がつるテント泊に興味津々でした。

Nちゃんからお土産でいただいた地酒 賀茂鶴を山談話をつまみに美味しくいただき

ました。盛り上がって寝るのも惜しいくらいですが、明日は早朝より出発予定なので

22:30分就寝します。

 

                       クリックで"中岳登山編"へ続く