18日早朝より紅葉登山なので、前日の17日に高原の里(飯田高原)へ向かいました。
今回の計画はトレーラーをベースキャンプにして、紅葉の九重を楽しむ予定です。
17日夕方、四季彩道路を飯田高原へ車を走らせていると、段々と木々の色付きが
濃くなって行きます。予想通り?最高の状態なのかも?(^^)v
長者原へ着くと三俣山がオレンジに・・・キャンプ場へ入る前に牧ノ戸付近の偵察。
〝牧ノ戸でも結構色付いちょうばい!これは期待大やねぇ!〟妻と明日の紅葉登山に
胸が高鳴ります。
高原の里でトレーラーを設置し、夕食を済ませ外に出てみると満天の星空。
来る途中はどんより曇っていましたが、天気は回復しそう。明日の紅葉が楽しみに。
妻と現地で紅葉の状況で登る山を決めようと計画。牧ノ戸の感じでは“明日は三俣山に決定!”
扇ヶ鼻方面は数日遅い方が、きっと良い状態だろうと明日以降にすることにしました。
私は携帯のアラームが鳴る前03:30に目が覚め、外に出てみると辺り一面霧の中。
昨夜は晴れてたのに・・・三俣山方面を見ても山影は全く見えません。
04:00アラームが鳴りだし、妻が起床。『晴れちょう?』 〝ガスっちょうばい〟
『晴れるやろか?』〝雲海が観れるかも知れんね〟『それは楽しみやねぇ』と会話を
交わし、妻はお弁当の用意を・・・
準備してるとルイが私達の行動に気付き、小さな声で鳴きだす。
「クゥ~ン」 訳【僕も連れてってぇ~】
今日は登山者が多いのでお留守番。その気配を感じてる・・・
近くまでお散歩に行き、戻って来るとトレーラーではなく車に乗り込もうとします。
〝ルイ、少し待っちょって。お買い物に行って来るけん、帰ったら連れてくから〟
仕方なくトレーラーに乗り込みました。山登り大好きルイにとっては、ちょっと可哀そう
ですが仕方ありません。
大曲りへ06:15に到着。準備をしてストレッチ。登山開始は06:45 当然大曲りも
ガスの中。駐車場には6台駐車しています。上品な年配の男性が話しかけて来られました。
「今から登られるのですか?」〝ハイ、この状況だと頂上で雲海が見られるかも
知れませんので登ります〟車で待機されてたらしく、早速準備をされ私達に続かれました。
↑画像をクリックして右下の矢印でスライドショーで見れます
07:30諏蛾守越え手前のガレ場に到着。
トランゴ S エボの出番。本当にこの靴は岩や石の登山道では吸い付くような感じです。
妻もやっと実感してきたようで、今までは登山道の岩や石を避けて足を置いていましたが
逆の足置きに少々戸惑ってしまってるようでした。
諏蛾守小屋で少し休憩。ゴリラ岩君は今日も坊がつるを眺めてます。
〝いいなぁ、何時も坊がつるが見れて。でも見てるだけじゃ詰まんないかぁ~〟
本峰に09:00到着。しっかりとガスの中。でも途中、ガスが薄くなったり、ガスの中に
太陽が見えたりしてたので、きっと晴れる!と確信しました。(^^)v
↑画像をクリックして右下の矢印でスライドショーで見れます
ガスが晴れそうで晴れないので、お湯を沸かしコーヒーを入れて、菓子パンを頬張ります。
風が強く、気温は8℃。恐らく体感温度は-5℃ぐらい。寒くて持って来たフリース
+薄手のダウン∔防風着のウィンドブレーカを着込んでも、まだ寒いです。
写真撮影で私達の前からガス晴れ待ちの方々は、スクワットをして身体を暖められて
いました。妻は山スカにCW-Xなので、初めは私のダウンを巻きつけていましたが
堪えきれずにレインパンツを着用しました。
コーヒーを飲み終わると、風が急に強くなってきて〝これは晴れるぞ!〟って思った途端
ガスが切れだし大船山がオレンジに輝いてます。そして美しい大鍋が姿を現しました。
歓声が沸きます「わぁー綺麗!」この場に居合わせた10数名皆がシャッターを切ってます。
09:30~09:50の20分間、くじゅうの女神が私達に幸運を運んでくれました。
その後は風が強くなっても、ガスが濃くなる一方で晴れることはありませんでした。
急に風が吹き出すと、天候が良くなるか、悪くなるかの兆しの時が多々あります。
特に寒冷前線は強風が吹き荒れたり、竜巻になることもあるので注意が必要です。
夏真っ盛りの沖縄に行った時、ビーチで熱帯魚ウォッチングしてて、空は晴れてるのに
500m程の黒い雲の塊がこちらへ向かってきます。黒い雲の下は明らかに雨が降って
いるのが見えました。近づくと急に風が強くなり、暗くなって大粒の雨が降り出しました。
雨になると風が止みました。そしてまた風が強くなり青空が戻って来ました。
〝これがスコール!〟って感動したのを覚えてます。
山の天候は急変します。以前長者原へ下山中、雨ヶ池手前のベンチで休憩してると
微かにザァーと音が聞こえてきました。〝エッ!この付近に滝はないよね?〟って妻と
話してたら、三俣山の長者原側が白く霞んでます。直ぐにレインウェアーを着て
ザックカバーを付けました。
私達50m先を雨が通り過ぎて行きました。幸いに私達は雨に遭いませんでしたが
長者原から登って来られた方々はレインウェアーを着込み、ずぶ濡れになってました。
この時も冷たい風が急に吹き出し、汗ばんでいたので〝涼しいね〟と妻と話してるところに
天候が・・・
余談ですが、私は風と戯れるのが好きなのかヨット、バイク、オープンカー、ラジコン
グライダー等の趣味をしてました。今は山頂で心地よい風に吹かれるのが大好きです。(^^ゞ
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ _/_/_/_/
大曲りでお声掛けいただきました紳士の方と、色々お話しさせていただきガス晴れを
待っていましたが一向に晴れる兆しはありません。その間、登って来られた方は
下山されたり、大鍋へ降りて行かれたり、待って居られたり・・・
南峰の方にも数名の方がガスの中に見えます。私達も大鍋に降りて食事をと思ってましたが
寒さを堪えてお弁当を食べる事にしました。暖かいものをと昆布茶と梅昆布茶を入れ
お弁当を食べると、身体の中で熱に変わって行くのが分かります。少し暖かくなりました。
食べてしまうと待つのが億劫になってきましたが、1時間後の11:30まで取り合えず
待つ事にしました。でも、本当にあの20分間は幸運でした。その後、多くの方が
登って来られても素晴らしい紅葉を目にする事なく下山ですから・・・
紳士なお方は12:30まで待ってみるとの事で〝取り合えず観れて良かったですね〟と。
11:30本峰を後にしました。下山途中、ガスに濡れた真っ赤な小さな木々が、輝いて
ました。紅葉は濡れると一層美しくなるようです。
↑画像をクリックして右下の矢印でスライドショーで見れます
12:30諏蛾守小屋に到着。こちらも依然としてガスの中。
小屋内には20名近くの方が休憩されてましたので、外の階段に座って休憩、妻はチョコ
タイム。
男性はバテる前にお腹が空くそうですが、女性はお腹が空く前にバテてしまうそうです。
ですので、小まめに何かを口に入れた方が良いようです。
妻が美味しそうに食べてるので、私も二粒チョコを食べ、12:40諏蛾守小屋を
後にします。持病の膝が、諏蛾守小屋に着く前から少し痛み出しました。
妻も降りる時に必ず膝の痛みが出るので、私の膝サポーターは下山開始に妻に
着けさせました。
私もCW-Xを履いてますが、やはり膝サポーターは各々必要なようです。
下山途中、大曲りの駐車場が見えました。路駐も含め20数台停まってるようです。
〝妻と紅葉観れて良かったね!〟『綺麗やったねぇ。明日はどうすると?』と今日の事や
明日の計画を話しながら大曲り登山口に13:25に下山しました。
↑画像をクリックして右下の矢印でスライドショーで見れます
ルイを迎えにトレーラーへ戻ります。
〝お買い物で遅くなったとて。お利口に待っちょったね?〟と言い訳をして車の
バックドアを開けると喜んで車に飛び乗りました。明日もお留守番のルイに少しでも
登山気分を、とのことで牧ノ戸から黒岩山の麓まで行くことにしました。
↑画像をクリックして右下の矢印でスライドショーで見れます
黒岩山斜面も綺麗に色付いていました。
今年の紅葉は、各箇所ほぼ同じ時期に紅葉を迎えたようです。
↑画像をクリックして右下の矢印でスライドショーで見れます
牧ノ戸で、ルイはお決まりのソフトクリームを食べました。
私達は肉まんを食べましたが、コンビニ肉まんより美味しかったです。お勧めですよ。
温泉に入ってトレーラーに戻り、まずはビール!何と云ってもこれが最高ですね。
夕食は水炊きの鍋を一杯食べて、明日に備えます。
コメントをお書きください
きたちゃん (火曜日, 23 10月 2012 17:32)
こんにちは~
三俣山の雲海凄いですね。
大鍋の紅葉も登らないと見れないので画像を見て
堪能させていただきました。
我が家も西峰位は行きたかったんですが嫁と娘の具合見ながら
でしたので無理はしませんでした。
帰りの雨ヶ池から見る三俣の紅葉は綺麗でした。
続きも楽しみにしております。(^^)
okadol (火曜日, 23 10月 2012 18:44)
きたちゃんさん、早速ご訪問いただき嬉しいです。コメントありがとうございます。
雲海は360度でした。次回は是非に奥様とお嬢様をお連れになって登って下さい。
本峰までは登りも降りも私達の遅足で1時間です。
諏蛾守小屋に荷物をデポされると、楽に上り下りできると思います。
雨ヶ池からの三俣の紅葉ですか。観た事ありませんねぇ。来年は観てみたいです。
きたちゃんさんのブログ、坊がつるテント泊の続き、私も楽しみにしています。(^^)
何時の日か、坊がつるでお会い出来ればと思ってます。